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〇816近況報告その2 //6月20日での国際交流勉強会

  • 末次通訳事務所 <兵法・英語二刀一流>
  • at 2017/8/16 10:35:13
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近況報告その2: 大事な【6月20日】での講演会のご報告:

【6月20日】は、当社に取りましては、記念すべき創業記念日となります
末次通訳事務所は、【1998年6月20日】の午後に、正式にその仕事を開始致しました:
それから、19年後の【2017年6月20日】に、国際交流に関する講演を行うとか
創業時分には夢にも思っていませんでした。

さて、【田川郡糸田町国際交流振興会】さまからご依頼を受け、
この日に、講演する事と相成りました。

私が設定した講演のタイトルは、
『英語通訳/サンボ選手活動から見える広い世界』というものです。

この手の講演や研修会では、次のようなテーマで話をすることが多いのです:
つまり、
【サンボ:ユーラシア大陸が生んだ格闘技/柔道との比較で】 です

で、今回は、このサンボの話を1時間、そして、国際交流の話を1時間しようと
思っていました。

国際交流といえば、「英語を話せなければならない」という思い込みが地方には
あるように感じられますし、そうじゃないよ!英語が出来なくとも、楽しい文化交流は
多少でも出来るんだよ!という事を話し、事例を紹介し、演習をして貰おうと
思いました:
参加者はさほどは多くはなく、15人くらいでした。あいにくの大雨もあり。

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其の1 前半/国際交流の在り方とある簡便な国際交流手法の紹介と実践

テーマ1:「海外にかぶれちゃならない・海外かぶれ/英語かぶれ」は良くないという事

かつて、昭和の大女優の田中絹子さんが、海外(アメリカ)から
帰国した際に、「ごめんなさい、しばらくアメリカに居たから日本語を忘れたわ!」と
真顔でおっしゃったらしいのですが、こうなっちゃならない、という事を最初に申しました。

国際交流というと、日本人は相手に合わせて英語なりその他の言語を使うようにしますが、
それは片手落ちと同じで、ダメであると。申しました。

英語を使って、日本の文化や風習が出来る様にならなくちゃいけない。
ですから、日ごろから日本の文化や風習を英語で説明できる様に、特に、
海外の文化や風習と比較して、それを説明できるように、常日頃から考えておかねば
なりませんよ、という事を申しまして。

更には、別に英語が出来なくてもいいんだ。
身振り手振りでもいいから、日本の文化習慣風習に
海外からの人を熱心に引き込むことが大切なんだ、という事を申しました

1つの事例として、
日本では家屋敷に上がる際には、履物を脱ぐが、
西洋では、履物は履いたままで家屋に上がります。

なぜこのような違いがあるかを、聴衆者をグループ分けして
話し合いをして貰い、それぞれその意見を述べて頂きました。

・或るグループは、日本は湿気が多く、湿気調節として
 畳を敷いている。その畳は湿気を吸うし、だから、
 土足であがると畳が当然汚れるから、という事でした。

・別のグループでは、
 従来の日本の家屋は、土間があり、床を高くして
 湿気の影響がないようにしている。
 だから、上記と同じように、湿気や汚れ対策として
 履物を脱いで上がる。
 同時に、足の湿気も畳で緩和するようにと。

・更に別のグループでは、
 従来、西洋では、狩猟民族が主であるから、
 敵対部族や猛獣から襲われたときに、サッと逃げられるように
 ハナっから履物を着用している、仮に屋内でもサッと屋外へ
 逃げられるように。

といった見解が出されました。それでその問いの正解は
上の意見全てであります。

更に付け加えると、日本では「家の中にも神様がいる」という考えがあり
神様がおわすお屋敷の中でも、汚れがある履物は履かない、
神様に対しては、素足で、という事ですね。

上記の見解は、全て正しいものです。
こうしたことを普段から考えて、西洋との差異という面で、
説明できるようになると良いですね。この事を申し上げました。

テーマ2:「お辞儀と握手」と「英語文化での敬語」

「柔道」と「サンボ・レスリング」は、似て非なる格闘技です

ここには、「日本語文化」と「英語(/他の西洋語)文化」の違いが
分る点があります。

参加者の皆さまに、二人一組に成って頂いて、
柔道の試合の場合の「お辞儀」と
サンボやレスリングの場合での「握手」を真似をして貰い、
体験して貰いました。
柔道では、相手に/そして審判にも 頭を下げて礼をして
相手選手と対峙します。

サンボやレスリングでは、相手選手とマット中央で握手をして
競技始まります。

しかし、いずれも「お互いに頑張ろう!」との気持ちで相手に
礼をしたり、握手をします。込める気持ちは同じなのですが、
その気持ちの表明方法が違う訳です・

日本語は、天皇⇒将軍様⇒各地のお殿様⇒
更に各地の侍⇒庄屋さん、などと縦社会ですから
相手に頭を下げてへりくだります。
そして、相手との距離を離します。

英語圏や西洋では、相手と横に繋がって、
相手と一つにになります。
で、英語の敬語に付いてですが、
よく偉い学者先生が英語には敬語はない、とか仰っていますが
それは間違いで、英語にも敬語表現あります
それは至極簡単で、会話の中で、相手の人の名前を挟めばよいですね
それがいわゆる敬語表現となります。というのは英語圏の敬語表現は
相手と近しくなることです、フレンドリーが(イコール)丁寧という感じです
敬語の定義が日本文化と西洋英語文化とでは異なるのですね。

そこで、相手の名前を挟んで相手と簡単に挨拶する練習をしました

テーマ3:手近に出来る国際交流

英語が不得手でも海外からいらっしゃった方と面白い交流かつ、
日本のある文化の紹介ができる手法があります。

それは、相手のお名前を、漢字で書いてあげるのです。
上手く、漢字を当てがって

西洋の方は、漢字に興味を持っています。
漢字のシャツが売れているくらいですね、
2014/15年の年末年始にロンドンに参りました際には
「超乾燥」という漢字のシャツをかなり多くの方が着ていました」
Super Dry という事ですね

このように漢字に興味がある方は多いのですが、
どの漢字にどんな意味があるか迄は知りませんから

西洋人のお名前を上手く漢字を充てて書いてあげたら良いですね
以外に喜ばれます。

例えば、
マリリン・モンロー
⇒毬凛・悶楼 とか

マイケル・ジャクソン
⇒舞蹴・若尊 とか  ジャクソンを弱損とかでなくて、

良い意味合いの漢字を使います。

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参加の皆さまを4グループに分けて、
好きなアメリカなどの海外の映画俳優を名前を
挙げてもらって、その名前を別のグループで漢字を
充ててもらう、という練習をしました。

例えば)ジョニー・デップは、
    助兄・弟夫 とか

   オードリー・ヘプバーンは、
    大通・別府番 とか

なるべく前向きな感じで、しかもその人らしさが
感じられる漢字を充てて、海外の方の名前を筆ペンなどで
色紙などに書いて渡してあげると、意外と喜ばれるし
小さいですが、楽しい交流になると思います。

〜第2部へ続く〜


第2部:日本の柔道とサンボとの比較による文化学習です


私はロンドンに渡英する際、中国東方航空を使います。安いからです。
その場合の航路は、福岡⇒⇒上海⇒⇒ロンドンです

上海からロンドンに亘る時、中国⇒モンゴル⇒ロシア⇒欧州と飛行機が飛ぶのですが、
ロシアの領域はかなり広いなあと実感できます。
飛行機の座席に、いま飛行機がどこを飛んでいるか?その現在地の地図が表示されますが
ずーっとロシアを飛んでいます。何時間も何時間も。
上海⇒ロンドンは、約12時間くらいですが、3/4はロシアを飛んでいる印象です。

とにかくロシアは広くて大きな国だなあと、ロンドンに向かうたびに思います。
そのロシアを含む旧ソビエト連邦で生まれたのがサンボです。

まずは、皆様(各グループ)に、課題を出しました。
皆様は、ご縁があり、今日からある学校のクラスを担当する事になりました。
40人のクラスですが、全員その背景が違う子たちばかりです
ある子はアメリカ人、別の子は日本人、また違う子はタイ人、フランス人、
ドイツ人などなどと出身が異なります
こうした出身が異なる生徒が40人のクラスです。

皆さんなら、どのように、クラスをまとめていくか?と質問をして話をして貰いました。

或るグループは、歌をたくさん歌い、楽しく授業をしていく
別のグループは、子供たち用の遊びやゲームを導入してクラスをまとめていく
或るグループは、各自に自己紹介をさせて、まずは、各自の認識を持ち、
        ゲームなどをする、という事でした。


実はサンボの誕生には、上記と同じような特徴があります。
旧ソ連邦は次の国家から構成されていました:

現在のロシア、そして、
リトアニア   ラトビア   エストニア(以上バルト三国)
ウクライナ   ベラルーシ  モルドバ

カザフスタン   ウズベキスタン  トルクメニスタン
キルギス

グルジア  アゼルバイジャン  アルメニア

これらの多数の国、それに民族数はもっとたくさんありますから、
多数の民族や国家とうまく取りまとめるには、
各国や各民族に共通するレスリング(各種の民族レスリング)をつぶさに研究分析し、
色々なレスリングのよい処を取り込み、統合し、ルールを一本化して、競技化するのが
最善と、ソ連邦体制が判断をし、数人の専門家にこの作業を行わせました
そして、出来上がったのがサンボです。この専門家の中には、日本の講道館で修業をした方もいて
当然、柔道の技術要素も取り込まれています。

サンボは政治的には、ソ連の構成国とその数多くの民族を取りまとめるために
生まれた格闘技です
近年、日本の柔道選手らがサンボを研究しサンボの練習もしている事を
申し上げますと、ご参加の皆様は驚いていらっしゃいました。


これを説明し、そして、実際にサンボ着と柔道着を
参加者らの中から2人出てきてもらって、着用してもらいました

柔道着と比べてサンボ着は、
異なる点が複数あります。
まずは、
・帯通しが左右ある事 
・肩口に掴める部分がある事
・赤/青のリバーシブルになっているものが多い事。


先ず、色に付いてですが、ボクシングやレスリングもそうですが
サンボも 赤vs青となります。
それはなぜか?その理由も説明しました
対して、日本柔道は道着は白、最近は、青もあります
青を採用しているのは視覚的に区別しやすいという点と
もう一つ、日本人が「白色」に対して持つイメージは
実は、西洋人が青に対して持つイメージなのです。
【<日本人=白> イコール <西洋人=青>】という事です

サンボ着は、グルジア他の地域の民族レスリングの着衣が
その基本になっています。
帯通しがあり、柔道と比べて、たしかに帯が外れにくい面があります。
肩口を掴めますので、さらには帯も掴めますし、
柔道とは違う形態での組手、そして、その組手からの色々な
投げ技などを放つことができます。

関節技に付いて、その文化的な背景まで本来は話したかったのですが
時間の都合あり、着衣での違いと その違いに見える文化的背景を
説明いたしました。

という事で、私にとっての記念すべき6月20日は、
ご縁がありまして、田川糸田町で国際交流の講演をさせて頂くことが出来ました
小規模の後援会でしたが、良い機会を頂きました。


関係者の皆様やご参加の皆様には感謝を申し上げる次第です


末次通訳事務所・末次賢治拝
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