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週頭課題、AUG.6 通訳技術6と ignore と 原爆投下

  • 末次通訳事務所 <兵法・英語二刀一流>
  • at 2018/8/06 08:37:46











Aug.6th-その1【日本語(の文字/言葉)は信頼できません!!】




昨日、高校野球の開会式を観ておりました。

そこで、ゲスト解説者(バンビこと坂本投手です)から下記の発言がありました




「そのチームがとても強かったという印象を覚えています」




これを訳してみて下さい




I remember that the team was very strong.ですね




I remember my imression that the team was very strong.という事はありませんね







「日本がおかしいですね」⇒印象を持っています となりますね、




日本語の表面的な言葉そのものは信頼できませんです




印象を覚えている、というのは、今でも覚えているですから

rememberで良いですね







高校野球の中継や入場行進やチーム紹介などの映像は通訳の良い練習です、

その様な視点からも、御覧下さいませ 特にチーム主将や選手らの発言です、




そして、先に申さなければなりませんのは、




この手のスポーツ大会では、

必ず次のセリフがあります




スポーツの大会で、関係者の挨拶などで、




「日頃の練習の成果を存分に発揮して下さい」

というセリフが必ずあります

これは、皆様はどのように通訳しますか??




これを課題とし、次のセリフも課題とします

週末818までゆっくりお考え下さい







甲子園でまだ1勝も挙げていないチームの


キャプテンのセリフ

「歴史を作りたい」




選手(ショート)のセリフ


「史上最高のショートを目指したい」




アナウンサー


「中尾キャプテンがこの後、選手宣誓です」




選手のセリフ


「被災地に笑顔と元気を届けたい」




清涼高校野球部のセリフ


「松井さんの前で負けられない」




アナウンサーのセリフ


「この高校は、甲子園100勝まであと1勝です」








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末次通訳事務所・末次賢治拝




恒例の講義です:





【原爆投下の要因となった「黙殺」の表現】

毎年8月は広島/長崎の原爆投下日と終戦記念日です:

特に、本日、8月6日は、「広島への原爆投下の日」となります
原爆投下の要因には、多くの事実があったでしょうが、
そして、多くの事実や要因が折り重なって、投下になったのですが、

その1つに、当時の日本人翻訳者の「誤訳(日本語⇒英語訳で)がありました。
これは史実です。皆さんご存知でしょうか?

昭和20年7月末、連合国軍は日本側の無条件降伏を促す

「ポツダム宣言」を発表。

これに対し、時の日本側の宰相・鈴木貫太郎氏は「帝国政府はポツダム宣言を黙殺する」と回答。
この返答に於いて、仮にも「ポツダム宣言の受け入れを承諾する」などと言おうものなら、
いくら宰相といえども、<売国奴>として軍部に抹殺されかねません。こうした中での、鈴木宰相の
<苦渋の表現>でした。

この「黙殺する」との言葉は、実際には、「当面は据え置く」の意味合いで宰相は使いましたが、


通訳者は、これを文字通り、【ignore】と訳しました。当時のそのままの英語訳は正確には存じませんが、
おそらくは、



【We(日本側) have decided to ignore the acceptance of your Potsdam Declaration.】という感じの
英訳でしょうか。

いずれにしても、<黙殺する⇒【ignore】>と英訳しました。

【ignore】は「無視する」の意ですが、
このignoreは、「申し入れを相手にしない」=「申し入れを断る」との意と同じことなのです。 

この英訳回答を受けた連合国軍側(the Allied Powers)側には、



ignore=「拒否する」の意だと解し、




その為に、広島、長崎へ原爆が投下され、ソ連が満州に軍を進める結果となった、というのが史実です。


日本人は、「腹にある本音」と「使う言葉」にズレがある場合がよくあります。
通翻訳者泣かせの<日本人の特徴>です。

【帝国政府はポツダム宣言の受け入れに付いて、

 これを当面の間、結論を据え置く】を明言しておけば、

「黙殺する」というよりもより良かったのでしょうが、




日本側には戦争中のプライドもあり、
力強く「黙殺する」と言う必要があったのでしょう。

さて、皆様、

「ポツダム宣言の受け入れに付いて、これを当面の間結論を据え置く」と英語で言う場合、

皆様なら、どの様に言いますか?宿題にしますので、
真剣に考えてみて下さい。 

ご質問は何なりとどうぞ!Any question is welcome. See you next month!!

Ken Suetsugu [電子メール:fuku@eos.ocn.ne
.jp ]












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