ビジョン

PicoCELA社のビジョン

    モバイル通信が人類にとってかけがえのないものとなって久しい。昨今のスマートフォンの急激な普及は、今後10年で1000倍にトラフィックを増大させようとしている。スマートフォンは手のひら大の画期的なインターネットアクセス手段を我々へもたらしてくれた反面、トラフィック爆発という副作用を生み出した。

    1000倍のトラフィックを吸収するには、すでに理論限界にまで実用性能を近づけることが出来ている変復調技術に頼ることはできない。唯一の解は、基地局守備範囲の縮小化、すなわちスモールセル化しかない。

    基地局の守備範囲を狭くすれば、基地局に係る負荷は減る。セル半径を半分にすれば単位面積あたりに収容可能なトラフィックは4倍に増える。1000倍が必要ならセル半径を30分の1にすればよい。

    しかしスモールセル化によって、膨大な数の基地局の敷設が必要となる。またスモールセルは不感地帯の多発を許してしまうため、深刻なuser experienceの低下を引き起こす。我々PicoCELA社は、これらを解決する手段を提供する。

    • LANケーブル配線を不要にする高性能無線バックホール技術
    • 無線の知識が無い人でも簡単に適切な基地局の設置場所を把握することが可能なinteractive node setup
    • 設置後直ちにクラウド上で維持・管理することが可能なnode management system
    • 無線バックホールでリンクされた複数のスモールセルからなるエリアを連続的な一つのセルのように見せるMIMOZONE
    • スモールセルによる生得的な大システム容量の達成。

    これらの革新性により、スモールセルによる広域面展開のコストを低減し、敷設を容易にする手段を提供するのがPicoCELA社である。

    PicoCELAによるスモールセルが普及した日を想像してみよう。身の回りの至る所にPicoCELAが設置されている。これらを単に無線通信のインフラだけにとどめておく理由はない。各アクセスポイントを通過するトラフィックをマイニングして新たな情報を導き出し2次利用する仕組みや、スモールセル単位で異なるコンテンツを配信するナローキャスティング、さらには屋内空間における三次元測位、等といった新しいサービスが提供可能となる。PicoCELAスモールセル群をクラウドノードマネージメントシステムで一元的に管理することでこれらのサービスを司り、そしてmash upさせる。時空間に遍在する情報とインターネットとを結びつける術を提供可能な企業がPicoCELAなのである。

    PicoCELAは、トラフィック需要の拡大によってもたらされるスモールセルの普及と共に成長し、あらゆる人々が快適で廉価なモバイル通信サービスを享受できる社会の実現に貢献する。我々は、スモールセルの伝道者として、また無線バックホールスペシャリストとして、時空間とインターネットを結びつける役を担うことで次世代の情報通信産業に革新的な数々のサービスをもたらす立役者となる。これがPicoCELAのビジョンである。

    PicoCELA株式会社
    ファウンダー
    工学博士 古川 浩


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